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今年はいつもより桜の開花が早く、私が住む福岡市では3月26日時点でもう満開になっています。
でも、昨年と同じように新型コロナウイルスの影響で「飲食をしながらの」お花見はできません。
宴がお好きな方にとってはとても残念なのかもしれませんが、散歩好きの私にとっては静かに桜並木を歩くことができるので、今年のようなお花見もいいなぁと思っています。
桜が咲く今の季節は、いろんな歌や小説があります。
歌で言えば、森山直太朗さんの「さくら」。
フォーク好きの私にとっては吉田拓郎さんや泉谷しげるさんの流れを汲む森山直太朗は外せないミュージシャンです。(1970年台のイギリスやアメリカのバンドも好きです。イーグルスやジャクソン・ブラウン、ボブ・ディラン、ザ・フー、チープ・トリック、ディープ・パープルなど。)
話がそれましたが、もう一つ、どうしても春になると思い出すのが、チェーホフの「桜の園」です。※ロシアの劇作家アントン・チェーホフの戯曲。
実は話の内容は最近まで忘れてしまっていたのですが、今の時期にどうしても思い出してしまいます。
高校生の頃、私は小説が好きで戯曲を多く読んでいました。
大学受験を控えた3年生になっても私は勉強に身が入らず、相変わらず本を読んだりギターを弾いたり、ダラダラゴロゴロ。
いくら現実逃避をしても毎日は過ぎていきます。
結局は友人とも話が合わなくなり、孤立状態になってしまいました。
その後、案の定浪人生活が決まったのですが、この時期に読んだのが「桜の園」でした。
あれから30年が過ぎ、少しは真面目な人間になったのかなとは思いますが、桜の時期になると自分の中にある「ダラけた心」と向き合うようにしています。あの時のような逃げ根性いっぱいの男にはなりたくないなと。
今年はお花見に行けませんでしたので、写真はお昼にいただいたちらし寿司です。
心の中の30年前の私に「歳を重ねたら真面目に働いて、美味しいものをいただけるようになるよ」と呟きました。
日本高速情報センター協同組合 代表理事 草野 崇
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