カムチャッカの若者がきりんの夢を見ているときメキシコの娘は朝もやの中でバスを待っている谷川俊太郎の詩「朝のリレー」の一節で…
「シーン」。静かな時に、つい使ってしまう言葉です。この言葉が最初に登場したのは、夏目漱石の『虞美人草』で、ここで文学の中で初めて使…
「若者の活字離れ」。よく耳にする言葉ですが、私はいつも「そんなことはないのになぁ」と思います。今やSNSが生活の一部となり、ネット…
ポテトチップスはおいしい。夜になると食べたくなり、気づいたら袋が空になっている。その後は後悔の念に駆られることが多い。なん…
同窓会で久しぶりに小学校へ行ったら「教室ってこんなに狭かったの?」と思ったり、退屈だった通学路を久しぶりに歩いたら「けっこう面白い」とワク…
日本の四季の美しい風景や自然現象である花、時鳥、月、雪、紅葉を「五箇の景物(ごこのけいぶつ)」と呼びます。昔から和歌や俳句、詩歌ではこの5…
今日という日は一度きりで二度と訪れることはありません。でも「今はこの瞬間しかないんだ!」といつも思えるかというと、そうではありません。疲れ…
菜の花、スミレ、タンポポ、梅、そして桜。いろんな花が咲く季節になると、遠くまで歩きたくなります。優しい風が気持ちいい。せっかく歩く…
弥生は3月。月の和名の中でほとんどの方に親しまれている名前だと思います。由来は草木が芽吹く「いやおい」が「やよい」となった説が有力です。…
2月の和名は如月。1年の中で最も寒い季節です。衣更着・更衣(きさらぎ)が語源と言われています。でも、二十四節気では2月4日頃に立春…