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日本高速情報センター協同組合

ちょっとコラム

名前をつけてやる

1年の各月の和名の由来を調べてみると、
いにしえの人々の生活がいかに自然に寄り添っていたかがわかります。

ですが、12月だけはちょっと違います。

師走。
師匠が東西を走り回る月なので「師が馳せる」月が由来とされています。

今も昔も12月は忙しかったんだなと興味深いのですが、
ただ忙しいという状況が月名になったのは興ざめでもあります。

なので、他の名前も調べてみました。

限月(かぎりのつき、かぎりづき)・・・年の境目、節目の月
暮歳(ぼさい)・・・年の暮れという意味。響きがいいですね。
梅初月(うめはつづき)・・・初春を待ち望む気持ちが込められています。
春待月(はるまちづき)・・・春を心待ちにする月

名前は、その人の心に大きく存在するものが反映されます。
たとえば、日本は島国ですので魚の名前が多い。
出世魚のように成長段階で名前が変わることがあります。
砂漠の国は状況に応じてラクダの名前が変わると聞いたことがあります。

それなら、来年は私たちの心を反映させて
各月の名前を自分で作ってみてはいかがでしょうか。

恋人やパートナーと出会った月は「最愛月」とか。

日本高速情報センター協同組合 代表理事 草野 崇

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