JAHIC 日本高速情報センター

日本高速情報センター協同組合

ちょっとコラム

混ぜて作れない

子どもの頃に使った絵の具で
大人になった今でも気になっている色があります。

ビリジアン。

みどり色のように見えるのですが、みどり色とは別の色だそうです。

ではなぜビリジアンでなければならないのか。
調べてみました。

「ビリジアンは自然の鉱物から採った色で
 混ぜて作ることができないから。」

なるほど。

混ぜて作れたらわざわざ絵の具にする必要はありません。

ということは、絵の具になっている色は
混ぜて作れない色ということなんですね。

赤、朱色、白、レモン色、黄色、藍色、青
そしてビリジアン。

なんかこれって私たちの心の動きと似ているような気がします。

たとえば、「つらい」「不安」「悲しい」「虚しい」「苦しい」
といったマイナスな感情は第一次感情といって
日常生活で感じるものです。

しかし、第一次感情の入れ物からあふれてしまった時に
変換されて生まれるのが「怒り」という第二次感情。

言い方を変えると、「怒り」という色は元々の色がないと作れない。
いきなりは作れないということなんですね。

では、第一次感情の入れ物が満タンにならないようにするには
どうすればいいのでしょうか。

睡眠不足や体調不良、空腹、そして経済的な不安・ストレスに注意する。

100%防ぐのは難しそうですが、少しずつならできるかもしれません。

感情の元々の色を変換しないように
できないことを嘆くより、できることを楽しむことが
大切かもしれません。

日本高速情報センター協同組合 代表理事 草野 崇

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