30歳の頃、どうしてもラジオのパーソナリティになりたくなり、ある人気パーソナリティに弟子入りしました。
しかし、3ヶ月ほどしてクビに。
理由は、若くないわりに喋りが下手だから育てようがない。
私の中では、喋るのは下手ではないかなと思っていたので正直ショックでした。
師匠にクビを宣告され、「喋りが上手いのと下手なのとの違いは何なのか?」
と(師匠を前にして)ぼんやり考えていると、私の心を察してか、師匠がこう言いました。
会話が面白いのと、ラジオで面白く喋るのとは違う。
言われてみればそうなのです。
しかし、そう言われるまで気づくことができませんでした。
似て非なり。
たとえが偏っていますが、
藤子・F・不二雄さんと藤子不二雄Aさん。
指摘と悪口。
叱ると怒る。
ブリティッシュハードロックとL.A.メタル。
三丁目の夕日と鎌倉ものがたり。
私たちは似たものがあるとつい同じ箱に入れてしまいます。
しかし、物事に同じものはないのです。
全ては「個」の集まりである。
物事は似ているようで実際は全く違うという視点で、自分の身の回りを見直してみるといいかもしれません。
日本高速情報センター協同組合 代表理事 草野 崇
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