晴れた日に田んぼの畦道を歩いている時。
細い裏通りで三毛猫を見かけた時。
夜、川面に映る月明かりに気づいた時。
「あっ。この風景は前に見たことがある。
いつだったか思い出せないな」
と思う時があります。
そして、「これからこうなるんだよな」と考えた途端、
だんだん記憶とは違っていくのです。
場面は変わってこんな場合はどうでしょうか。
人間関係がうまくいかない。
いつも同じ失敗をする。
長い間、悩んでいることがある。
私たちはこれらを「あぁ、嫌だな」と感じるぐらいで
「これは前にも体験したな」とは思いません。
しかし、毎日の暮らしの中のつまずきは
ある日突然起きるわけではなく
昔、何気なく通った道で何気なく巻いた種が、
ある時、ポコッと芽を出したにすぎないのです。
私たちが立ち止まってしまう時。
そこは必ず「いつか来た道」です。
作詞 北原白秋、作曲 山田耕作の
童謡「この道」を思い出すといいかもしれません。
この道はいつか来た道
ああ そうだよ
あかしやの花が咲いてる
日本高速情報センター協同組合 代表理事 草野 崇
Instagram ― 言葉のお絵描き五七五七七
note ― かんたんで、みじかいお話
service ― お客様の課題解決
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。