
ある男性と会いました。
彼の年齢は50代後半。
しばらく世間話をしていたのですが、
私がうどん屋の友人がいることを話すと、彼は突然こう尋ねてきました。
「その方はどちらでされているんですか?」
「隣の県です」と答えると、
彼はこう言って、次から次にいろんなことを話してくれました。
「実は、私は2ヶ月前までうどん屋をしていたんです。
事情があって、今はやめていますが・・・」。
25年間、一生懸命にうどんを作り続けていたこと。
麺は自分で作っていたこと。
天ぷらの海老にはこだわっていたこと。
近くの漁師が食べに来ていたこと。
今でも閉めたお店に問合せの電話が入っていること。
そして、彼は目を大きく開いて最後にこう言いました。
「いつ再開するかわからないんです。再開しないかもしれないし・・・。」
話を聞いた後、
私は「ぜひお店を再開してほしい」という気持ちでいっぱいになりました。
誰もが名前を持ち、積み重ねた人生があり、親があり、ルーツがあります。
金子みすゞの詩ではありませんが
同じ顔の人はひとりもいませんし、今思っていることも違います。
やっぱり人が歩んできたドラマほど心を打つものはありませんね。
日本高速情報センター協同組合 代表理事 草野 崇
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