ちょっとコラム

早いのに、ゆっくりに見える

成人式の日、街を着物姿の娘さんが歩いているのを見て
私の娘が幼稚園の頃を思い出しました。

娘の幼稚園の運動会。

息子の運動会の時も思ったのですが
幼稚園の運動会はやることがいっぱいです。

かけっこが終わったら、器械体操。
器械体操が終わったら、ダンス。
ダンスが終わったら、障害物競走・・・。

先生たちは偉いなぁと感心してしまいました。

そんな中、私の娘の担任の先生は他の先生たちとは違うのです。

口調はおっとりしているのに園児たちはあっという間にと並ぶ。

親子競技の時に親子を整列させる時も
一言二言言うだけで親子があっという間に並んでしまう。

しかも、先生が歩くと園児たちは
ハーメルンの笛吹きのようにゾロゾロついていく・・・。

感心したのがその先生の動きです。

他の先生たちがバタバタと忙しそうに動いているのに対して
その先生は動き自体は早いのに、ゆっくり動いているように見えるのです。

まるで、エリック・クラプトンです。

※エリック・クラプトン(ギタリスト)は
 ギターを早く弾いている姿があまりに美しく無駄がないので
 ゆっくり弾いているように見えるのです。(諸説あります。)
 詳しくはこちら→

表面的なキャラクターはとても地味なのに強烈な影響力。
これがプロフェッショナルなんだなぁと痛感しました。
ついつい目立とうとしてしまう私にはとても勉強になりました。

「自分はどのように見られているのか?」を意識するのが大切かもしれません。

日本高速情報センター協同組合 代表理事 草野 崇

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