美術館が主催するワークショップに参加した時の話です。
そのワークショップは、スズキコージさんと仮面を作り、
楽器を鳴らし、踊りながら美術館周辺の町を練り歩くというもの。
スズキコージさんとは元ヒッピーで
今も世界各地を放浪されている絵本作家・画家です。
開始早々、スズキコージさんが絵の具で汚れたツナギを着て、
ド派手に塗ったラッパと拡声器を持ち登場。
拡声器で参加者に話し始めます。自己紹介や挨拶は何もありません。
「それじゃーはじめ!」
仮面作りについては何の説明もなく、スズキコージさんがラッパを吹くと、
参加者が一斉に仮面を作りはじめました。
みんなは必死に仮面作り。
スズキコージさんも黙々と仮面を作っていました。
そして、時間が来ると「みんな外に出るぞー」と拡声器で叫び、
スズキコージさんが行進を始めるのです。
参加者各々が仮面をかぶり、太鼓やラッパ、タンバリンや笛をかき鳴らし、
踊ったり叫んだりしながら美術館周辺の町を行進しました。
ワークショップの内容はこれが全てです。
起承転結やドラマなど何もありません。
しかし、このワークショップは私にあることを教えてくれました。
「頭を動かす前に体を動かせ」
頭を使うことはとても大切なことですが、
頭の世界だけで終わってしまっては何もないのと同じです。
まずは自分の思い込みを捨てて行動して、
そこで得た感覚を大切にしなければならないと気づきました。
まず行動することで何かがひらめくかもしれません。
日本高速情報センター協同組合 代表理事 草野 崇
(個人事業主のETC高速代・ガソリンの経費精算業務の軽減サポート)
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service ― お客様の課題解決
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