ちょっとコラム

人の気持ちはわからない

私たちは子どもの頃から「相手の気持ちがわかる人になりなさい」と言われながら育ってきました。
しかし、逆にこの言葉が私たちの人間関係の悩みを生み出しているように思えるのです。

スタート地点がどこかを知らずに(考えずに)
いきなり「相手の気持ちがわかる」というゴールを考えているからです。

どこをスタート地点にすればいいのでしょうか?
2つ挙げることができます。

「相手の気持ちはわかることができる」
「相手の気持ちなんてわからない」

私の考えですが、やはり「相手の気持ちなんてわからない」と思っています。
というか、わかっているどうかもわからない。

人はそれぞれ生きてきた環境が違うので、その人の言葉が表す意味やそこから生まれる感情が違うからです。
なので、相手の表情や会話の流れから相手の心の状態を正確に知ることはできません。
「わかった」と思ったとしてもそれは想像か勘違いです。

では、無神経でいいのかというと、そうではありません。
人は自分ひとりで生きているわけではないので相手との心の関係が大切です。

どうすればいいのか?

「自分はあなたの気持ちがわからないけれども、一生懸命に近づこうとしている。そばにいようとしている」
ありきたりですが、寄り添うしかないのかなぁと思います。

そして一番怖いのが「わかったつもり」になること。

例えば、ロケットが宇宙に発射される時、本来発射されるべき方向とほんの少しズレたとします。
そうすると高度が上がるほどズレが生じ、無事軌道に乗ることができないかもしれません。

「わかったつもり」はこれと同じような気がします。
「わかったつもり」から生じた心のズレが時間と共に大きくなっていく。

禅問答のようで申し訳ありません。
半世紀以上生きてきて、日々こんなことを思っています。

日本高速情報センター協同組合 代表理事 草野 崇
(個人事業主のETC高速代・ガソリンの経費削減サポート)

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