ちょっとコラム

日々は淡々と過ぎていく

15年ほど前、インターネットのチカラを知ったのは
自分のブログやホームページを始めた時でした。

旧友から連絡をもらうことが多くなったからです。

今はSNSで旧友の近況を知ることができますが
以前は人に聞くしかありませんでした。

その中でもっとも感慨深かったのが
高校の同級生Tくんとの再会です。

彼は私が一緒にバンドを組んでいたメンバー。

私がバンドを組みたくて、
楽器屋さんにメンバー募集の張り紙をしていた時に
彼はその張り紙を見て電話をしてくれました。

電話をもらっただけでも嬉しかったのですが
なんと同じ高校の隣のクラスだったのです。

それから毎日、彼のおかげで
充実した日々を送ることができました。

しかし、私たちの思い出は
お互いが大学に入学した頃からありません。

それぞれ離れた地域の大学へ進学したり
学校生活やアルバイトなどで忙しかったんだと思います。
お互いに連絡無精という理由もあったかもしれません。

彼からの再会メールを何度も読み返しながら
私はそんなことを思い出しました。

彼はいろんな経験をしたようでした。
楽しいこともあれば、苦しく辛いこともあったでしょう。

しかし、そんなことはお構いなく
私たちが会わなかった時も
私の毎日、彼の毎日は淡々と過ぎていったのです。

あたり前なのですが、
そう思うと、とても不思議で熱い気持ちになりました。

日本高速情報センター協同組合 代表理事 草野 崇

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