JAHIC 日本高速情報センター

日本高速情報センター協同組合

情報誌「未来情報局」

慌てるととんでもないミスをする。

私たちは慌てると普段しないような行動をしていまいます。笑って済むことであればいいのですが、相手がいること、例えばクルマの運転等は十分に注意しなければなりません。

クルマの運転で注意しなければならないことは「アクセルとブレーキの踏み間違え」です。

昔から暴走事故は発生していましたが、今と違い昔はマニュアル(MT)車が多かったため、アクセルとブレーキの踏み間違えによる暴走は多くありませんでした。

しかし、「今はオートマ(AT)車がほとんどでアクセル操作が容易なので暴走事故が増加している」、そう考えてしまいますが、実は暴走事故はアクセル操作だけが原因ではありません。

あるテレビ番組で自損死亡事故を取材すると興味深い現場がありました。

『ブレーキペダルとアクセルペダルの間に蓋の閉まっている飲みかけのペットボトル飲料が挟まっていた。』

ブレーキ痕もなく壁に激突していて、そのペットボトルの下部がブレーキペダルの下へ横たわる形でピッタリと入り込んでいたのです。何かしらの理由でペットボトルが床に落ち、ブレーキペダルを踏みこむことができなかった可能性があります。マニュアル(MT)車であればシフトチェンジでエンジンブレーキを効かせて減速できたかもしれません。

この他にも事故になりうる原因は多数あります。携帯電話、たばこ、食べ物等。運転中にこれらを床に落とし、アクセルやハンドル操作を誤る可能性は大いにあるのです。

ある程度運転に自信を持っているドライバーの方はつい「ながら」運転をしてしまいます。自信が慢心になり、事故につながらないように注意が必要です。

大事故につながる高速道路のトラブル

以前から本誌でもお伝えしていますが、高速道路や自動車専用道路ではちょっとしたトラブルが大事故につながることがあります。高速道路は一方通行。インターチェンジや分岐に入っても、また出口を通り過ぎても戻ることはできません。どんなに急いでいても次のインターチェンジまで移動するしかないのです。

高速道路上で落とし物

高速道路上にクルマを止めて自分で取りに行くのは危険です。正しい方法は、道路緊急ダイヤル(#9910)に電話する、もしくは非常停止帯にクルマを駐めて非常電話から連絡することです。

高速道路上で故障や事故

クルマを路肩や非常駐車帯に駐めなくてはならない時は、ハンドルを左に切って駐めます。これは、万が一追突された時にクルマが車線上に飛び出さないようにするためです。そして、速やかにガードレールの外側に出ること。ガードレールの内側は路肩や非常駐車帯であっても高速道路上です。できることなら、ガードレールの外側のさらに外まで避難したほうが安全でしょう。

これらの危険について十分に理解されていると思いますが、もしもの時のために再確認していただければと思います。

首都高速をご利用の企業様へ 割引料金で使えるETCカードがあります

首都高速をご利用の皆様へ 割引料金で使えるETCカードがあります 首都高速料金最大35%割引