Vol.1
大型連休が終わり、梅雨入り前の今は田植の時期。5月の和名「皐月」は田植の月(早苗月)が語源という説があります。1年の中でもっともワクワクした季節です。
しかし、今は新型コロナウイルスの影響で全国の方が外出自粛(ステイホーム)をされています。多くの方が外を自由に歩きたい、駆け回りたい、いっぱい外の空気を吸いたいと思われているでしょう。
そのような中、現在も多くの医療従事者の方々、厚生労働省や保健所の職員の方々、食品や生活用品を販売するスーパーの方々、また物流を支える方々が不眠不休で戦っておられます。
皆様が力を合わせコロナウイルス感染が終息し、以前の日常生活が一日も早く戻りますよう、我々にできる行動は実行しようと考えております。
組合員様にはご負担をおかけいたしますが、ご理解・ご協力いただきますようよろしくお願い申し上げます。
■ 新しい生活様式を考える
全国に発令された緊急事態宣言が39県で解除されました。これにより制限を余儀なくされていた社会生活や企業活動が再び動き出します。しかし、新型コロナウイルス感染症の不安がなくなったわけではありません。引き続き感染拡大防止のための対応をしなければならないのです。
感染拡大防止の対応として厚生労働省が「新しい生活様式」として具体例を公表しました。
主なポイントは次の通りです。
●基本的感染対策
①身体的距離の確保(ソーシャルディスタンス)
人との距離は2m以上(最低1m)
②マスクの着用・せきエチケットの徹底
③手洗い・手指消毒
●基本的生活様式
①3密(密室・密集・密接)は絶対に避ける。
②人との接触を減らすために買い物は通販を利用
③人との交流はビデオ通話やオンラインを使用する
●働き方の新しいスタイル
①テレワークやローテーション勤務、時差通勤の実施
②会議や名刺交換はオンライン
③対面の打合せは換気とマスク
今後も地域によって感染状況に差が生じる可能性があります。私たちは再度感染拡大することのないよう長期的視点に立ち、感染拡大を防止する新しい生活様式に移行していく必要があります。
新しい生活様式の全てをすぐに実行するのは難しいかもしれませんが、私たちの価値観(暮らし方・働き方)を変えなければならないことに違いはありません。
弊組合も組合員様の支えとなるよう、様々な情報・サービスの提供に努めて参ります。
(※参考:厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html)
■ 新型コロナウイルス感染防止と体調管理
非常事態宣言下で全国の方々が外出自粛(ステイホーム)に努めました。その結果、39県が非常事態宣言の解除につなかりましたが、多くの方が心身に不安やストレスを抱えています。そこで「新しい生活様式」の実践をふまえ、私たちの体調管理について考えたいと思います。
【運動不足による身体的不調】
外出自粛だけでなく、在宅勤務(テレワーク)の普及により通勤時間や取引先への訪問等、身体活動量が減少しています。今後「新しい生活様式」が実践されると、従来通りに身体活動を続けることは難しいため定期的・継続的に運動習慣を身につける必要があります。
【人との接触減少による心理的不調】
外出自粛(ステイホーム)の最も大きな変化は人との接触の減少です。
私たちは「人と接すること」でストレスを少しずつ解消します。そのため、不安な気持ちを誰にも話すことができない状態が続くとストレス過多となる可能性があります。
しかし視点を変えてみると、様々なツール(電話やインターネット、スマートホン、TV電話等)を使い、交流の輪を広げることができます。
【身体的・心理的不調からの生活的不調】
身体的・心理的不調は食事や睡眠と深い関係があります。
運動不足解消に努め、様々なツールにより人と接することで、生活にリズムを作ることができます。あわせて質の良い食事を摂ることができれば、「運動・交流・食事・睡眠」という善循環につなかるのです。
(※参考:一般財団法人日本生活習慣病予防協会HP http://www.seikatsusyukanbyo.com/)
■ 高速道路・一般道の交通量急増に注意
国土交通省の調査によると東日本、中日本、西日本、本州四国連絡の高速道路4社の大型連休中(4月25日~5月6日)の1日当たりの平均交通量は前年同期(4月27日~5月8日)比70%減とのこと。
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、政府が不要不急の移動自粛を呼び掛けたことや、各社が地方区間の休日割引を行わなかったことが影響したとみられます。
しかし緊急事態宣言の解除(39県)に伴い、今後、高速道路だけでなく一般道も交通量の急増が予想されます。渋滞だけでなく、慣れない運転や乱暴な運転等、「外出自粛」の際には少なかった様々な交通状況が発生しますので、より一層の安全運転を心がけてください。
高速道路での車両トラブルは「#9910」へ
高速道路では、一般道と比べて速度を上げて走行することが多いため、車両トラブルが起きると、周囲の車両を巻き込んだ大規模な事故が発生する可能性があります。車両が事故・故障によって本線上で走行不能になった際の基本的な対処法について、高速道路の管理会社は次のように呼びかけています。
●まず後続車に知らせてください。①ハザードランプを点灯 ②発炎筒を着火 ③三角停止板などを設置
●安全な場所へ避難。運転者・同乗者も全員、自車より後方のガードレールなどの防護柵より外側の安全な場所へ
すみやかに避難をしてください。
●交通管制室に通報。関係車両が到着するまで自分で修理などは行わないようにしてください。
通報の方法
●高速道路上に一定間隔で設置されている非常電話を用いる方法
●道路緊急ダイヤル#9910にダイヤルする方法
#9910は全国共通で携帯電話からもダイヤル可能です。高速道路・国土交通省が管理する国道はすべて対象となり、
24時間体制で通報が受け付けられています。