
新しい年を迎えると、自然と「今年は何を始めようか」と考えが浮かびます。
新たな挑戦や自己成長への意欲が湧き上がるのは、希望に満ちた年初ならではの気持ちでしょう。
多くの場合、私たちは今興味を持っていることや、心が動かされることに目を向けがちです。
それは、「好きなことを仕事にしたい」「趣味を広げたい」という思いに通じるものがあります。
ただし、ひとつ気づいておきたいのは、自分が関心を寄せる「好きなこと」が、
自分の知る世界の一部分に過ぎないということです。
私たちは、今いる環境や周囲の状況すべてを理解しているわけではありません。
むしろ、目に見える範囲の外には、まだ自分が気づいていない新たな可能性が広がっています。
さらに、自分自身のことさえも完全には理解していないことに気づかされます。
心の奥に眠る情熱や夢は、意外な場面で目を覚ますことがあります。
だからこそ、視野を広げるために「今まで興味がない」
と思っていたことに触れてみるのもひとつの方法です。
たとえば、普段手に取らないジャンルの本を読んでみることから始めてみてはどうでしょうか。
知らない世界を知ることで、自分が予想もしなかった情熱に出会い、
未来の可能性が広がる瞬間が訪れるかもしれません。
ちょっとした「好奇心の冒険」が、あなたの心を揺さぶる何かを見つけるきっかけになるはずです。
新しい扉はあなたが開けてくれるのを持っているのです。
日本高速情報センター協同組合 代表理事 草野 崇
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